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先輩薬剤師の声

8月 岐阜・長野エリア社内研修会のご報告

今回のエリア研修会のテーマは、「在宅療養支援について入門編-」でした。

在宅療養とは何をするのかは、どういう流れで始まるのかというのは、以前行った研修会等で勉強してきましたが、今回は入門ということで、在宅療養を行う上でネックとなる、契約に必要となる書類、作成する書類について学び、それらをどう使っていくのかを学ぶというのが目的でした。

研修会の初めに、在宅療養に関するアンケートをとりました。内容は、在宅療養の書類に関して説明ができるか?などです。研修会終了後に再度アンケートを取ることで、今回の研修会でどこまで理解が進んだかわかる仕組みです。

 

在宅療養の流れは簡単に言えば

医師からの指示 患者との契約 患者宅訪問

となりますが、処方せんに「訪問指示」を入れてもらう必要があります。そして医師から初回に、訪問薬剤管理指導依頼書・情報提供書をもらいます。それには患者の疾患、既往歴、現在の患者の状態や、訪問時に薬剤師に期待すること(指導依頼)が書かれています。

訪問薬剤管理指導依頼書・情報提供書を基に、薬学的管理指導計画書を作成します。計画書には患者の服薬状況、副作用、相互作用の有無、介護状況など、訪問時に重点的にチェックする点を記載してあります。計画書は医師とケアマネージャーに提出します。

訪問の際あたっては、患者の介護保険証の確認が必要です。介護認定があるorなしで保険が違ってきます。

 

介護認定 保険 契約
あり 介護保険 必要 居宅療養管理指導
なし 医療保険 同意のみ 在宅患者訪問薬剤管理指導

 

次に患者との契約です。実際には患者本人が寝たきりなどの理由で、家族の方が契約するケースが多いです。患者宅に訪問をして契約書の概要を説明し、契約となります。説明に関しては、事前にケアマネージャーの方に説明してもらっておくとスムーズに進めることができます。その際必要となる書類が、①居宅療養管理指導・契約書と②居宅療養管理指導のサービス提供に係る重量事項等説明書です。長い…

各書類はA3の裏表印刷。両書類とも2つ持っていき、薬局と患者でそれぞれ控えます。各々2つあるので署名は計4回必要となります。

そして、実際に在宅療養にて患者宅を訪問します。訪問時には訪問薬剤管理指導記録簿を作成します。記録簿には残薬チェック、薬歴(SOAP形式)を記載します。一般的な薬歴にはない食事、排泄、睡眠、運動のチェック項目もあります。これらを記録することで、薬効、副作用、相互作用を見つけるのです。

訪問薬剤管理指導記録簿より、訪問薬剤管理指導報告書を作成します。報告書には、訪問時の様子、指導内容、他職種への連絡事項(申し送り事項)等を記載します。報告書は、次の月の計画書(薬学的管理指導計画書)とともに、医師、ケアマネージャーに提出します。

 

今回の研修会では、ここまで説明を受けた後に3人ずつグループに分かれて、患者、薬剤師、医師の役になり、実際の流れを契約書や作成する書類を使って練習してみました。

そしてもう一度アンケートをとりました。

 

私自身は在宅療養には、薬局内での調剤のみくらいしか関わっていないので、先輩の方々が記録を付けているのかな?程度しかわかっていませんでした。しかし今回の研修会に参加して、漠然としていた在宅療養に関する知識も、よりはっきり理解ができ、いつでも在宅療養を任されても大丈夫!なんて自信が少し付きました。

 

坂下店 横井 成尚

2012年08月22日

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