中学生が今年も職業体験!

薬学生の実務実習で2週間あまり研修を行うことは、
これまでに坂下店では行ってきました。
今回は、中津川市内の坂本中学生のお二人が
職場体験ということで3日ですが、訪れました。
中学生の職場体験と言うのも
過去にも2 3度受け入れて実習を行ってきました。
今回は、この研修のようすをお伝えしたいと思います。
中学2年生というと
医療の職場領域のイメージもなく、進路もままならない
状態だと思います。
いろんな職場の中から
今回、「調剤薬局」を選んだ中学2年生のお二人は
とても明るく、素直で、礼儀正しく学習することができました。
学校崩壊などのニュースを聞いている私としては
乱れている中学生のイメージがあったのですが、
このお二人はご家庭の環境がまず第一に、
そして学校での授業態度が良好であるとご推測します。
職場の体験といっても、「調剤薬局」の仕事は
とても専門的で、はなの木薬局では、事務系の一般社員でも
1ヶ月は完全に研修期間が必要で、薬剤師に関しては
2ヶ月前後の研修プログラムを実施しております。
「調剤薬局」という業態も「薬剤師」という職種もご存知ない
生徒さんには、大変難しい研修だったと思います。
業務内容は、あまり深くできませんでしたが、
しっかり話を聞き、立ち仕事で慣れないにも
関わらず、とてもがんばりました。
「接遇の内規に沿ったオリエンテーション」
「3日目には開店前の大掃除」
「処方箋の受付業務とレジの補助」
「OTCの品だし、値つけと販売方法の基礎」
「薬剤師のカウンセリングの見学」
「ドラッグストアと調剤薬局のちがいの勉強」
「働くということについて」
細かいことは全く覚えていないかもしれません。
しかし、彼らの記憶の中には、必ず「画像」として残ると思います。
将来、どんな職に就いたとしても社会に「価値提供」が
できる頃にはこの研修を思い出すことと思います。
スタッフの皆さん、ご協力ありがとうございました。
PS
私の要望で地理と歴史の教科書を持参いただき、
一緒に楽しく勉強ができました。
希望と想像力が拡がるので、ぜひ日本以外の広い世界も
見て体験していただきたいと思います。
改めてお疲れ様でした。

2007.7.31