バイタルサイン講習会に参加してきました。

今回、 『 一般社団法人 在宅療養支援薬局研究会 』 主催の
『 バイタルサイン講習会 』 に参加してきました。

講師である 『 狭間 研至 先生 』 の御講演は、今まで何度か聞かせて
いただいておりますが、毎回背筋が凍る思いでいました。

今回、 『 バイタルサイン講習会 』 に参加した理由も、バイタルサインに
対する興味だけではなく、現状実施させていただいている多職種連携の
限界および日常の調剤業務の閉塞感を感じていたからです。

私たちは、本当の意味で他職種の皆さまに承認していただけるために、
医療現場で必要とされる本質的価値を提供していかなければいけません。

私は、その本質的価値をずっと見いだせずにいました。

その折、先生の御講演を聞き、衝撃を受けたことがきっかけとなります。

今後、私たちが目指そうとしているコミュニティーファーマシーという
位置付けの中で、1つのカテゴリーとしてのバイタルサインを通じて、
医療現場に必要とされる役割を担える人材の育成を進めていくことは
必須と考えています。

その上で、まずはキャリアパスを明確にしてからの実践ということでしょうか。

今回講習会を受けて、従来の保険調剤業務がハイクオリティであることは
前提の上で、在宅療養支援、統合医療も含めたプライマリケアの実践を
私たちは遂行していかなければいけないことを痛感しました。

ただ、講習会を受けるにあたり、当初は危機感を抱いていたせいもあったのか、
勝手に敷居を高く設定していたのかもしれません。

しかし、講義の途中からは医療人としての喜びの方が優先し、本能的に
楽しい感覚で満たされていました。

狭間先生が言われる通り、今回の経験で私は小さな小川を飛び越えた
のかもしれません。

しかし、現在 同じ山の頂上を目指している仲間たちみんなで小川を飛び
越えなければいけません。

トレンドで入るのではなく、バイタルサインの意義と文脈を理解した上で、
情熱を持って取り組んでいきましょう!!

きっと、今まで踏み込んだことのない領域に踏み込む、新たな発見、
希望、楽しさがあると思います。

最後に、当日ご指導いただきました、狭間先生、運営に関わられた
スタッフの皆さま、ディレクター、インストラクターの先生方、当日参加
されました先生方に深くお礼を申し上げます。

奥田 武詩

2011.10.18