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先輩薬剤師の声

【坂下店】オルケディア®錠勉強会

坂下店には透析を行いながら療養生活をされている患者さんが多く来局されます。

腎臓が悪くなってしまうと余分なミネラルを捨てられなくなったり、ミネラル代謝に必要なホルモンを

作れないあるいは作りすぎるということがおきます。

ミネラルの中でも、リンとカルシウムは人の体を作ったり動かしたりする為に重要な役割を担っています。

ここで重要なのが、副甲状腺ホルモン(PTH)!!

PTHは体内でリンやカルシウムが丁度いい量になるように調節しています。

カルシウムが減ったり、リンが増えたりするとPTHが分泌され、骨からカルシウムを溶かしたり

尿中へリンの排泄を促したりしています。

腎臓の機能が悪くなると低カルシウム血症や、高リン血症になりやすく

この状態が続くとPTHが過剰に分泌されます。

これが「二次性副甲状腺機能亢進症」です。

二次性副甲状腺機能亢進症になると骨がもろくなったり、血管に石灰化が起こり

狭心症や心筋梗塞のリスクにもなってしまいます。

実は透析患者さんの死亡原因の約4割は「心血管疾患」なんだそうです。

今回勉強したオルケディア®錠(成分名エボカルセト錠)は、副甲状腺細胞のカルシウム受容体に作用して

PTHを抑えるお薬で、日本国内で研究開発されたお薬です。

透析患者さんのミネラル代謝、ホルモンバランスを整えることで、骨がもろくなるのを防いだり

生命予後を改善することが期待できます。

今までも「シナカルセト」という成分のPTHを抑えるお薬がありましたが、オルケディア錠は悪心、嘔吐などの

上部消化管に対する副作用が軽減され、より患者さんが安心して治療が続けられるお薬だそうです。

患者さんが安全に、また安心してお薬を飲めるよう明日からの業務に生かして生きたいと思います!

坂下店 太田

2018年07月27日

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