ヘリックスグループ全体会議 2018 社長 方針発表
平成30年4月8日(日)に 飛騨高山ビッグアリーナにて行われた、ヘリックスグループの全体会議で発表された社長方針で、会社が目指す今後の方向性が分かります。お時間の許す方はぜひご閲覧ください。
脈打つ会社をめざして!!
皆さん、今日はお休みのところ全体会議に出席いただきありがとうございます。そしていつも日々の業務を元気に対応してくださり感謝申し上げます。これから平成30年度のヘリックスグループの方針についてお話をしたいと思います。
この日本という国は、歴史的にみても西欧諸国から植民地支配されてこなかった唯一の国とも言われておりますが、現在は国防として軍事費防衛費が増大しており、4つの地震プレートの上にできた、海に囲まれた島国であるため台風から噴火そして地震に至るまで自然災害も後を絶ちません。もちろん災害復旧費用への負担も増え続けております。
そして近年は人口減少と超高齢化により社会保障費が年間120兆円となり、伸び率の最も高い医療費を適正化と表現して厚生労働省から根本的に見直しがかけられております。
誰でも薬局や訪問事業の経営ができる時代の終焉
こういった状況ではありますが、人が健康で生きていく上で、薬物治療を行う事、看護やリハビリなどで人に対しケアする事は必ず必要となる行為です。今や医療介護のサービスなしでは快適な人生を全うできないでしょう。私たちの使命である「心と身体の健康に貢献する」事業に関わる事は、とても尊い事だと誇りに思います。
しかしながら国の財政と直結し、薬局運営・訪問事業の運営というのは、医療費削減の大前提があり、誰でも薬局や訪問事業の経営ができる時代は終焉を迎えつつあります。まさに私たちは大波が到来する大海原を運行している船の上にいる訳であります。
ヘリックスグループにおいては業績が伸びた店舗もあれば思わしくない店舗もありましたが、政府の求める薬局や訪問事業のカタチを察知し、皆さんがコツコツ真面目に取り組み、努力して信頼を積み上げていただいたおかげで、昨年同様の利益を確保できそうであります。平成29年度もありがとうございました。
企業の存在目的と働く目的
さて改めて申し上げますが、会社の目的は、社員が努力して働いて適正な利益を出し続け、全社員とその家族を守り、幸せにするために存在します。また正しく納税し、地域活動に寄与し、この町に喜ばれる事、つまり必要不可欠な存在となる事、これが企業の存在目的です。
働く目的とは、仕事を通じて人格を磨いていくことです。完成はありませんが、人格を磨き魅力のある社会人をめざしてゆく事です。その努力した社員の皆さんが会社の中で同じベクトル(同じような価値観と同じような意思を持つ)を進んでいく。これにより同じ方角を向いて船が進んで行ける訳です。
口で言うのは簡単そうですが、これがとても難しい。私もヘリックスを創業し18年間必死に取り組んできましたが、社員同士うまくいかない事が起き、悲しい事もありました。
単に、理念的な言葉だけ立派でも、壁に掲げるだけではその会社に血液が流れず、淀んでしまいます。
モチベーションは血液
社員一人一人のモチベーション(やる気前向き負けん気)を人間の身体に例えるならば、まさに血液であります。足の先まで脈打つ会社にしなくてはいけないと思い、今年から3か年ほどをかけて仕組みの改革に取り組もうと思っております。
それは、中期的に行うべき事業計画や単年度の目標、そして毎日の業務の一つ一つの判断に至るまで、このはなの木の進むべき道である「道標」を基に運営していきますが、はなの木の強みをアップグレードさせることが必要であると感じております。
この「道標」を作成した時のように、モチベーションのある社員、モチベーションを持ってほしいと期待する社員数名に声をかけさせていただき、年に数回集まり、お客さまに必要とされるためにやるべき事を協議し、ルール化した事を営業本部で承認し、時には補正し、一般社員さんにも浸透させてゆく。
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- 例えば、
- 業務推進力
(報酬改定対策やリスクマネージメント) - 数値目標の設定
(顧客の増加や費用の管理) - そして人材育成
(勤務姿勢、研鑽、研修体系) - 採用、表彰制度
- 業務推進力
などなど
やるべき事は多岐にわたりますが、その中でいくつかのカテゴリーについて意見を出していただき、あるいは実行にあたり協力・支援もしていただいと考えております。
チームとともに人格を磨こう
私は1970年に岐阜県で生まれ、田舎育ちでもあるためか、大都会の事業モデルのように数値だけを求めたドライな会社運営はできませんが、社員目線を忘れないよう心がけてきました。寄せられた前向きな様々な意見は財産です。もちろん全ての意見は採用できませんが話しかけやすい雰囲気も大切にしながら、私自身、学びの姿勢を忘れてはならないと思っております。
私たちが行う仕事は多くの人が関わる業種であり、機械やパソコンだけでは全く機能しません。人と人とが連携して進める仕事は非常に重要ですが、逆にチームで遂行する業種だからこそなかなか煩わしいものです。
楽しい事ばかりでなく、思い通りにならない事も多いですが、みなさんも共に人格を磨きましょう。
この細かくて、まわりに配慮し、正確に、迅速に、丁寧に行うこの厳しい仕事の中から成長があり、人格も磨かれると私は考えています。
磨かれた魅力的な社員と共に、必要不可欠な会社をめざす。
これが私の喜びであり希望であります。
私自身も汗を流し、喜びや悲しみを共有していきたいと思いますので、ぜひとも平成30年度もよろしくお願いいたします。
そして最後に、いつもいつも
「はなの木」で活躍してくれて
ありがとう!
△みんなで汗を流して遊び、交流を深める会社です。平成30年4月8日(日) 全体会議にて
代表取締役 曽我望武
△「はなの木」の原生林から椛の湖を望む