代表からのメッセージ(令和6年11月)
令和6年4月に調剤報酬改定が行われました。
地域支援体制加算を始め多くの算定要件が示され、
そのハードルを越えようとスタッフの皆さんは
日々薬局業務に取り組んで下さっており、
感謝申し上げます。
また昨今は、デジタル化の波が来て、
より複雑化しており、
毎回、改定の度にハードルの数を変え高さを変え
そして、形も変えてきている訳ですが、
今回は「選定療養」という項目が生まれましたね。
私は混合診療が進む第一歩として
大きな意味を成すと感じています。
そんな中ですが、この2~3年後には
新たなルール変更となる
「調剤の外部委託」も合意され、
調剤のあり方が大きく変わると感じています。
マイナ保険証、電子処方箋、
そしてオンライン服薬指導等ありますが、
厚労省は「患者のための薬局ビジョン」
で公表された薬局のあり方を必ず進めますので、
我々は機能の一つとして、この変化に対し、
心構えを持たなくてはいけません。
25年前、はなの木薬局を開設した頃は
お薬を正確に、迅速にお渡しする事が
薬局機能の柱でした。
しかしながら、美容院や床屋さんが
髪を希望通り切るだけの機能では
成立しない様に、
薬局の求められる使命の一つには
「病気にならない身体つくり」
である事と、感じ取ってほしいのです。
その手段にはいろいろあるのだと思いますが、
代表的なものに
① 体を動かす事
② 食を見直す事
があります。
特に戦後の食生活の変化により、
「食の見直し」について
投薬カウンターでできる業態に
しないといけないと思っています。
調剤用医薬品やOTCをお渡しはするのですが、
相談されたら
病気(アレルギー・がん・パーキンソン・
リウマチ・DM・CKDなどなど)に
ならない身体づくりを手助けする仕事。
みなさんのこのようなカウンセリング業務が
少しでも来局される方の健康に寄与し、
この地域の、いや巡っては
この国の平和と発展に繋がっている事を
頭の片隅に入れて、日々のお仕事に
取り組んで頂きたいと願っておりますので、
よろしくお願いいたします。
いつもいつもありがとうございます。
2024.11.11