1月 岐阜・長野エリア研修会 ~イン...

2012/01/24

平成24年1月21日、第一エリア研修会にて、インシデント事例報告を行いました。

この報告会ははなの木薬局全店舗で一年間(1月~12月)に起きたインシデントを集計し、

社員で事例を共有することで、今後起こりうるインシデントを未然に防ぐ対策をしていく

目的があります。



はなの木薬局ではインシデント事例が起きた場合、最後に薬をお渡した薬剤師が

決められた報告書を書いて提出し、その事例が今後起きないように対策案を各店舗の

薬剤師の会議で話し合います。

さらに決まった対策案を提出し、それを集計したものを年に1度報告会で周知し合うのです。

薬局でいうインシデントは、他薬を調剤する、数の誤り、相互作用の見落とし等があり、

今回の報告会では、事例をタイプ別に分けて発表していました。

◎こういう事例がありました

・錠剤、カプセルの計数誤り:錠剤のシートの1枚の数(一枚10錠or14錠)を間違えている

・散剤、液剤の秤量の誤り:数を間違えて量る

・同じ薬剤の規格の誤り:同じ成分だが、mg数を間違える

・他薬を調剤:似た名前、色、シート、薬効のものを選んでしまう

・禁忌、相互作用の見落とし:ある疾患には使ってはいけない薬をそのままお渡しする

・一包化の間違い:飲みやすく1つ1つ袋に入れた薬に違う薬が入っている

・調剤漏れ

・交付漏れ

・交付相手の間違い:別人にお薬をお渡しする

・入力の間違い:薬を入れる袋、薬の説明書が間違っている

・服薬指導の誤り:誤った情報を患者さんに伝える

など

◎こういう時に起きやすい

・他のことに気を取られていた

・業務が立て込んでいる

・お待たせしていることによる焦り

・思い込みによるミス

・機械のメンテナンスの不備

インシデントは、あとからしてみれば何故こんなことをしたのだろう、

と思うようなことをしてしまうことがあります。

しかし人間が行っていることである以上、その時の置かれている状況や

ストレスによって間違いが起きてしまいます。

それを防ぐために、間違えやすいことは周知し、一度起きたことは二度と

起きない対策をとることが大切です。

普段は1つの店舗に勤務しているので、他店舗のインシデント事例を知ることは、

いつもの業務に活かすことができると思いました。

違う店舗間でも似たような事例やその店舗特有の事例があり、似た事例でも

対策のとり方にそれぞれ違いがありました。

起きやすい、間違えやすいことを念頭に置き、職場全体に周知することで未然に

防ぐことが出来きます。

心理的なことも関わりますので、忙しい勤務でも出来るだけ落ち着いてミスを

ゼロに近づければいいと思います。


はなの木薬局 坂下店

横井 成尚

12月 岐阜・長野エリア研修会 ~て...

2011/12/16

今回の第1エリア(岐阜・長野エリア)の研修会は、「てんかんと薬物療法」について、
横井成尚薬剤師の発表を聞きました。

抗てんかん薬は、古くから使用されているものが多く、また、薬局では何かしら見かける
機会のある薬だと思います。

しかしながら、てんかんの病態と薬物治療については種々あり、なかなか整理できてない
状況でした。

今回は、ほぼ大学時代の勉強以来ともいえる、てんかん薬についての勉強を行いました。

てんかんの罹患率は人口1,000人に5人〜10人といわれます。自分たちの住んでいる
市町村の人口や学校の生徒数からおよそのイメージが湧くと思います。

病因は、脳そのものに病変がみられない原因不明で遺伝的要因が強い「特定性てんかん」が
全体の80%を占めます。

小児科の処方箋でよく見かけるのは、ほとんどこのケースと思われます。

発作が脳の一部か、全体かにより分類さらに症状により分類されます。
そして、これらの発作型により治療薬が選択されます。

てんかんは慢性疾患のため、抗てんかん薬の服用は、長期にわたります。
このため、副作用の少ない薬が第一選択薬となります。

薬剤の使用は、単剤少量から開始、徐々に増量していきます。こうすることにより
副作用発生時の対処が容易になります。

また、服用によって症状悪化をおこす組み合わせもあるため、要注意です。

服用中止については、2〜5年間発作が完全に抑制され、脳波も発作波があれば
考慮することになります。服用中止し際しては数ヶ月〜年にわたり漸減、その後
5年間経過観察をするそうです。

発表の後のディスカッションにおいて、てんかん薬を服用していた人が大きな事故を
起こしたというニュースについての話題になりました。

てんかんの治療中でありながら薬を服用していなかったケース、または発作の自覚症状が
あったにもかかわらず運転をして事故をおこしたケースでした。

前述したとおり、てんかんは長期にわたり服用が必要な疾患であり、治療の継続や服薬
コンプライアンスが低下しやすいことが考えられます。このような不幸な事故をおこなさいために、
またてんかんの患者に対して偏った知識や差別につながらないようにするためにも

治療の重要性と発作にともなう危険性を十分理解し、服薬指導に生かさなければならないと
あらためて感じました。

                                          大桑はなの木薬局
                                                山瀬 聡

社内研修会のご報告 ~アメリカ研修...

2011/11/30

今回のはなの木薬局のエリア研修会は『勝村部長のアメリカ研修報告』

ということで、どんなお話が聞けるのか楽しみに参加させていただきました。

現地で撮った写真なども交えて楽しくお話してくださり、堅苦しい感じ

ではなく和やかムードでの研修会となりました。



勝村部長の参加したアメリカ研修プログラムの詳しい内容については

このはなの木のブログ(Mr.Kの独り言)でも書かれているので

そちらを見ていただくとして・・・今回は私が感じたことも含めての報告と

させていただきます。

アメリカは、先進国の中で唯一国民健康保険制度がない国であり、

そのため日本とは全く違う医療制度となっています。

患者が加入している保険の範囲内でしか医療サービスが受けられない

ということで、保険によって使える薬までもが決まっていたりするのだとか。

また、ちょっと病院にかかるだけでもかなりの医療費がかかるので、

簡易クリニックというものがあり、そこでは医師ではなくナースなどが

診療にあたっているそうです。

アメリカではジェネリックが普及していると聞きますが、このような

医療制度では患者はより安いものを選ぶというのは当然のことなのでしょう。

薬剤師の仕事も日本とはかなり違うところがあるようです。

驚いたのは、薬剤師も予防接種を打てるということ。

これはCDTMという共同薬物治療管理業務の1つであり、CDTMとは

医師と薬剤師が契約を結び薬剤師が患者ケアを行うというもので、医師が

診断し薬剤師が薬物治療を実施していこうとするものだそうです。

(州によって薬剤師が打てる予防接種の種類も違うらしいのですが、

アメリカでは薬剤師資格は州毎であり、州を越えて薬剤師の仕事は

出来ないというのも驚きました。)

薬局でも予防接種が打てるようになり、ドライブスルーでの予防接種を

しているところもあるのだとか!



アメリカにおいて、CDTMが普及してきたのはその国の医療制度が

1つの要因になっているようなので、日本でも同じようにそうなって

いくというわけではないと思います。

ですが、薬学6年制も始まり、薬剤師も医療チームの一員として、

高い知識や技術が求められるようになってきています。

そしてチーム医療に最も重要なのはコミュニケーション力ということで、

アメリカでもそういう力を持った薬剤師が必要とされているそうです。

今回の研修を通じ、従来からやってきていることを大切にしていくのは

もちろんのこと、これから起こるであろう時代の変化に柔軟に対応出来る

力が必要になってきていると感じました。

勝村部長、アメリカ研修お疲れ様でした。

そして貴重なお話、ありがとうございました!

大徳はなの木薬局
林崎 壽枝子